立派な平屋日本家屋。長生郡(千葉)にて
この物件は建物最高高さが一般文化住宅の2階の屋根高さほどある。
煙突は小屋裏を突き抜け屋根上に。
その煙突の近くには入母屋の屋根が・・・、
そのはるか後方には高い棟がそびえる。
ここで油断してはいけない。
風の乱気流や風圧帯を考慮し、
四角いチムニーはメンテナンス可能なまでの最大高さ(水上で1300ミリ)を確保。
さらにそこから1m程伸ばし、排煙部は後方の最高高さの棟を超す設計だ。
が、これで決して完璧ということではない。より煙道のベタープランというだけのことだ。
強風、突風等の自然相手なだけに、ストーブ燃焼に微妙な影響を及ぼすこともある。
薪ストーブにとっての動力(給気,排気)は単純そうに見えても、
非常にデリケートだ。
だからこそ、煙突設計は重要かつ慎重に検討したいところだ。
経験値豊かなストーブショップほど、そのことについて慎重になるだろう!